気分で選ぶ映画|人生を前向きに見つめたい日に観たい『素晴らしき哉、人生!』

気分で選ぶ映画を、作品の魅力が伝わる範囲で紹介します。ストーリーを追うだけでなく、人物の選択、映像、時代背景などに注目すると、一本の映画がより深く楽しめます。
この記事でわかること
- 作品の基本的な見どころ
- 人物や演出で注目したい点
- どんな気分のときに合う作品か
気分で選ぶ映画を観る前に
いよいよ空も冬の雲、鍋と映画がおいしい季節がやって参りました。
さまざまなシーンに合わせて毎週1~3本ずつ、主にハリウッド映画を中心に時代とジャンルを問わずご紹介していきます
作品の観どころからトリビア、果てはマニアなネタまで徒然なるままに書き綴っていきますので、どうぞよろしくお願いします。
第一回目、ここでの○○は「人生最高!
って思いたい時」
そして特集のオープニングを飾るのはこの作品
1946年のアメリカ映画「
」(現題 ” It’s a wonderful life ”)
映画の始まりはクリスマスイヴの夜、
橋の上から自殺を図ろうとする男
そこへ一人の老人が現れてこう言います
「もしも君が生まれてこなかったら?
その世界を見せてあげよう・・・」
この映画、一言であらわすと主人公の「挫折に次ぐ挫折の物語」、です

映画を選ぶとき、ジャンルや評価だけでなく「今どんな気分か」を基準にすると、作品との出会い方が変わります。同じ一本でも、観るタイミングによって受け取る言葉や場面が変わるのが映画の面白さです。
作品で注目したいポイント
やりたかったこと、行きたかった場所、就きたかった職業
彼が幼いころから思い描いた夢は、現実という壁を前にことごとく砕けていきます
それでも家族のため、故郷のため、彼は一生懸命働きます
しかし追い打ちをかけるように、彼はふとしたことから莫大な借金を背負ってしまいます
そこで冒頭の橋のシーン
彼はそのまま死んでしまうのか?
そして老人が見せた世界とは?
・・・気になりますねーー!
この作品、1946年の公開当初はあまりヒットしませんでした
しかし時代を経るごとに人々がその価値に気付いたのか、
今ではクリスマスの定番映画として、アメリカの人々に深く愛され親しまれています
評価はそれだけにとどまらず、アメリカの映画学校では「映画の教科書」として教材に用いられ、
あのスティーブン・スピルバーグ監督も「最も好きな作品の一つ」と語っているほど。
この作品、最大の特徴は、観る人の価値観や宗教、国境や人種に物語が全く左右されないことでしょう
神様に祈るシーンはありますが、キリスト像や讃美歌は出てこず、

名作と呼ばれる作品には、公開された時代ならではの表現がある一方で、人間関係、選択、孤独、希望といった普遍的なテーマもあります。古い作品ほど、現在との違いを感じながら観ることで、むしろ新鮮に映ることがあります。
観終わったあとに残るもの
天使は出てきますが、翼もないどころかその姿は銀河系やら惑星やら宇宙の天体です
だから誰しもが共感と感動を分かち合うことができる
そんな古き良きアメリカの、懐の深ーーーい映画ですね。
主演は「アメリカの良心」と謳われた名優、ジェームズ・スチュワート
監督は二度のオスカーに輝き時に社会派、時にコメディと、その生涯にわたって人の心を描き続けた名匠、フランク・キャプラ
作品を観終わった後の、あの爽快感は何度も観ても決して色あせることはありません
鑑賞後はあなたもきっと、大切な誰か、大好きな誰かに会いたくなるはず。
そしてこう叫びたくなるはず!
「It’s a wonderful life !
」
はい、ということでここでの作品は1946年のアメリカ映画より、「
素晴らしき哉、人生!
」でした!
それではまた、次回の「○○な時」でお会いしましょう。

鑑賞前に情報を入れすぎたくない人は、あらすじを最小限にして、監督・出演者・制作された時代だけ確認するのも一つの方法です。鑑賞後に背景やトリビアを調べると、二度目の鑑賞で見えるものが増えます。
長く楽しむために
一本の映画を「良かった」「合わなかった」で終わらせず、どの場面が残ったかを言葉にしてみると、自分の価値観も見えてきます。誰かと感想を話すのも、作品を長く楽しむ方法です。
まとめ
気分で選ぶ映画は、観る人の状況や気分によって受け取り方が変わる作品です。気になった場面を自分なりに振り返ると、鑑賞後も作品を長く楽しめます。
次に読む
-
ticot編集部
コペンハーゲンが「自転車の街」と呼ばれる理由|暮らして見えた都市の工夫
コペンハーゲンを歩くと、街の主役の一つが自転車だとすぐに気づきます。通勤や通学、買い物、子どもの送り迎えまで、自転車が特…

-
ticot編集部
ミニトマトの栄養と食べ方|毎日の食卓に取り入れやすい理由
ミニトマトは、洗ってそのまま食べられ、サラダや弁当、スープ、炒め物にも使いやすい野菜です。赤い色のもとになるリコピンをは…

-
ticot編集部
冬の淡路島を走るときに知っておきたいこと|海沿いの強風と潮への備え
冬の淡路島を走るときに知っておきたいことを楽しむなら、目的地だけを見るのではなく、そこへ向かう道や時間帯による変化まで味…

