映画

飯田橋「神楽坂ギンレイホール」:東京映画館特集“名画座のある東京”

ごきげんよう!映画担当のうねです

突然ですが読者みなさんに質問です

「映画、どこで観てますか?」

いやいや、そりゃ映画館かテレビでしょ!

はい。その通りでございます…………が!

実は映画館にも2種類あるんです

商業施設などに併設され、最新作を多数のスクリーンと大画面で上映するシネマコンプレックス(いわゆるシネコン)

ほとんどの方が「映画館」といえばこちらを想像するのではないでしょうか

しかしこの度ご紹介したいのは、映画館は映画館でもミニシアター系の、いわゆる「名画座」なんです

ミニシアターといえばシネコンではやらない、誰も知らないような、低予算な、インディーズな、マニアックな、クラシックな、そんな映画たちを上映している映画館

だけど映画館は大きさじゃない 上映作品と鑑賞の「質」がすべて

本日もその例外ではありません

P1040498飯田橋駅を出てすぐ、川のほとりに見えるのはレストラン「カナルカフェ」。ピザとパスタ、その他季節の料理やワインから手作りのスイーツまでリーズナブルな価格で楽しめる。夏はここからボートにも乗れる!かなりおススメなお店です

東京はJR、もしくはメトロに乗って飯田橋まで

坂を下って右に曲がって左に曲がって、駅から5分ほど歩けば本日の名画座「ギンレイホール」に到着です

P1040518シンプル過ぎる看板に、思わず通り過ぎそうになった。建物の裏にはピンク映画館へと続く地下階段が…。名画座の守備範囲は、広い

いつもの映画館=シネコンのイメージでいくと、「え?古くない!?」と衝撃を受けるかも(笑)

それもそのはず、こちらの名画座は40年以上にわたって(創設期を含めれば60年以上!)神楽坂の地で愛されてきた老舗中の老舗

チケットは外の窓口で購入(大人一般1500円、学生1200円)

自動券売機もいいけれど、やっぱりチケットは人の手と手を介して買いたいもの

渡された半券に映画のぬくもりを感じます

上映はもちろん、今では珍しくなった2本立て形式

座席ももちろん自由席、立ち見もOK

「え!?このご時世に1500円で2本立て!?」と大興奮しているところ、

目に飛び込んでくるのが入口の上映作品のラインナップ

P1040519手書きと知って見ても二度見間違いなし。絶妙な色彩と美しいライン。職人の技、おそるべし!

実はこれ、映画の看板職人さんによる手書きなんです

レイアウトの線、筆書きの質感、字幕独特のイタリック…….

この時点で映画ファンにはもう!たまりません!(ちなみにまだ映画館に入ってすらいません笑)

さて、気を落ち着かせて、いよいよ扉をくぐります

入口にはパンフレットやお菓子などの売店と待合のベンチ、トイレと続く地下への階段、そしてチラシと映画情報の掲示板

レンガ造りの壁と暖かな照明

そしてこれまで上映してきた名画のレトロなポスターたち

映画が娯楽の王様だった時代の、

映画が映画館だけのものだった時代の空気が、ここには生きています

P1040513ベンチに座って映画情報満載のコルクボードを眺める。「もう一度上映してほしい名画」のリクエスト用紙と回収BOXを発見。何を書こうか悩みに悩む

 

P1040515木とレンガのぬくもりに癒される階段。壁には本日の上映作品のポスターが。もちろんトイレはきれいですのでご安心を

上映までの時間、赤いベンチに腰をおろし、半券と共についてくる「ギンレイ通信」をちょこ読み

これから観る映画のあらずじや上映スケジュール、作品コラムなどが書かれていて嬉しいですね

上映中の映画の音が扉からもれてかすかに聞こえてくるのも、待つ間のひそかな楽しみなわけで・・・

いよいよ上映時間が近づいてまいりました 劇場に入りましょう

P1040572休憩時間には本を読む人、パンフレットを買いに行く人と、みなさん思い想いの時間を過ごしている。半数以上が一人映画のようにも見えた

驚かされるのはスクリーンに張られたカーテン

上映開始とともに左右に開き、気分をこれでもか!と盛り上げます

中は緩やかな坂になっており、前の人の頭が鑑賞のじゃまになることもありません(笑)

劇場入口にはこれからの季節にうれしい貸出ブランケットも装備 いざ、準備万端です

極めつけは、上映直前のあの○%☆×□…….!

ここではあえて書きません 答えは直接劇場で!

1本目の余韻を残したまま、15分の休憩をはさんで2本目へ

この日のラインナップはイギリス映画「パレードへようこそ!」とベルギー・フランス・イタリア合作「サンドラの週末」

どちらも異なる民族、異なる価値観、だけど共通する人の心、を描いた傑作良作でした!

作品の総評は、いつか連載記事「○○な時に観る映画」にてご紹介します

お昼からの鑑賞ですが、外へ出るとあたりは真っ暗!(5時間もいれば当たり前か笑)

そして入口には次の上映を待つ人の長蛇の列が

P1040581チケットに並ぶ人、看板を読む人、それを見て思わず立ち止まる人。時代は変わる。映画は変わらない。大都会の真ん中で、名画座はこれからも名画座だ。

思わずうれしくなります

そして一言、「最高の映画を楽しんで!」(もちろん心の中で)

以上、東京は神楽坂にある老舗映画館「名画座 ギンレイホール」のご紹介でした

今後も東京各所のミニシアター、名画座を随時レポートいたしますのでお楽しみに!

それではまた、次回の「名画座のある東京」でお会いしましょう!

○名画座ギンレイホール

住所:東京都新宿区神楽坂2-19 電話:03-3269-3852 営業時間:上映作品により変動 定休日:なし

 

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Une
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映画を観ながら、こう考えた。 借りたビデオはよく止まる。 新作の宣伝には流される。 テレビの画面は窮屈だ。 とかく映画は映画館に限る。 なんてことをふと考える。 そしてまた映画を観る。 ふりをしてベビースターを食べながら、 このプロフィール書いてます